市川猿之助保釈金500万は安い?理由や決め方計算方法についても

両親の自殺を手助けし死亡させたとして、自殺幇助の罪で東京地検に起訴された歌舞伎俳優の市川猿之助さんが東京・原宿署から保釈されました。

保釈された際の様子が複数のメディアで配信されたこともあり、SNSでは話題になっていましたよね。

今回の保釈金額は500万円ということです。

500万円というと、一般的には大金ですが保釈金額はどのようにして決定されるのかも気になりませんか?

保釈金には基準があるの?どうやって決まるのかが知りたい!

この記事を読まれている方はこんな疑問を抱えているのではないでしょうか。

\この記事を読んでわかること/
  • 市川猿之助被告の保釈金500万円に対する世間の反応
  • 保釈金の決定の仕方
目次

市川猿之助の保釈金は安い?世間の反応について

東京地裁が、両親の自殺幇助の罪で勾留されていた市川猿之助被告の保釈を7月31日に認めました。

保釈金は500万円ということです。

一般的には500万円という金額は大金ですが、市川猿之助被告の場合、長年歌舞伎界のトップを牽引してきているという功績もあり、支払いは難しはなさそうですよね。

この保釈決定と保釈金額に対数世間の声としては、

決して好意的ではないようです。

市川猿之助被告の保釈については、以下のような意見が多く見られました。

  • 仮にも2人の命が奪われているのに500万円は軽すぎる

  • 自殺幇助の罪状もあくまでも本人の主張でしかない

  • 本人もまた自殺をしかねないのに500万円で保釈を認めるべきではない

  • ガーシー被告が保釈されていないのに、人の命を奪った猿之助被告が保釈されるのはおかしい

といった声です。

500万円という金額に対してというよりは、そもそも保釈を認めるべきではないのではないかという意見が多いようですね。

そも理由としては、以下の意見が多い印象です。

  • 本当に両親に自死の意思があったのかわからない

  • 本人にも自殺願望があり保護がないと自死を試みるリスクがある

  • 人が亡くなっている事件で保釈はおかしい

確かに猿之助被告の事件については未だに納得感がない部分も多く、事件の全容が知りたいという思いもありますよね。

しかし、一般的には保釈の意味としては、

仮に被告が無罪や執行猶予判決を受けて社会に出た時に、勾留期間が長いと、社会復帰がスムーズにいかないリスクを抑えるため

とされています。

市川猿之助被告の今後の判決がどうなるかわかりませんが、まずは、市川猿之助被告がきちんと責任ととってくれるよう、保釈後の保護もしっかりと整えて欲しいです。

市川猿之助保釈金500万円の理由は?なぜこの金額?

今回の市川猿之助被告の保釈金は500万円でした。

保釈金は、支払ったといっても自由になるわけでは当然なく、裁判への出頭はもちろんのこと、逃亡や証拠隠滅・犯罪行為などを起こせば保釈金は没収される人質のようなものです。

保釈金額がどのように決定されるかというと、

犯罪の大きさや、逃亡の可能性の有無、被告人の資産状況などによって決定されます。

(参考)刑事訴訟法第93条2項

保証金額は、犯罪の性質及び情状、証拠の証明力並びに被告人の性格および資産を考慮して、被告人の出頭を保証するに足りる相当な金額でなければならない

具体的には、以下の様々な点が考慮されて保釈金は決定されます。

  • 犯罪の性質や犯罪の情状

    重大犯罪や悪質性の高い事件では、被告が厳罰を回避するために逃亡や証拠隠滅を図る可能性が高いため、保釈金が高額となります


  • 被告人の職業・資産状況

    年収が高い職業であることや、資産額が多い場合は保釈金が高額となります


  • 共犯者の有無

    共犯者がいると、保釈中に接触して口裏を合わせる可能性が高いため、保釈金が高額になります


  • 前科前歴の有無

    前科前歴があると実刑判決を受けやすく、逃亡や証拠隠滅を図るおそれが大きいと判断されて保釈金が高額になります


  • 身元引受人の有無

    身元引受人がいないとそもそも保釈が認められないか、認められても保釈金が高額になります


  • 否認事件か自白事件か

    否認事件の場合は逃亡の恐れが大きいので保釈金が高額になります

一般の会社員や公務員であれば保釈金は150万円〜300万円といわれており、

芸能人や起業家、政治家などで一般人よりも収入が高い場合には、保釈金も桁違いの高額になる場合があります。

直近では、日産自動車前会長のカルロス・ゴーン氏の保釈金が15億円と桁違いだったことも話題になりました。

以上のことを勘案すると、確かに市川猿之助被告の保釈金500万円は決して高くはないと考えるのが妥当ですね。

まとめ

今回は、市川猿之助被告が保釈金500万円で保釈を認められたことについて調べました。

まとめると、

  • 市川猿之助被告の保釈について、世間の反応は冷ややで、そもそも本来保釈を認めるべきではないという意見が多い

  • 保釈金は、罪の大きさや逃亡の可能性、収入や資産状況などで決定される

  • 一般会社員は150万〜300万円程度だが、芸能人で収入が高い場合は桁違いになることもある

  • 事例と比較すると、市川猿之助被告の保釈金は少額

ということがわかりました。

まだ多くの部分が謎に包まれた事件ではありますが、まずは市川猿之助被告が自らの罪をきちんと償って欲しいですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました^^

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