小山昇とビッグモーターの関係性は?武蔵野がコンサルした経営計画書

連日、中古車販売大手の「ビッグモーター」による保険金不正請求事件が報道されていますよね。

7月25日には、兼重社長が会見を開き、辞任することを表明しましたが、連日の報道の中で新たな事実も発覚しており、しばらくは報道が続きそうです。

そんななか、新たに組織の方針などが示されている「経営計画書」がフリマサイトのメルカリに出品されており、話題を読んでいます。

この記事を読まれている方はこんな疑問を抱えているのではないでしょうか。

ビッグモーターの経営計画書の内容は?
経営計画書は誰が作ったの?

\この記事を読んでわかること/
  • ビッグモーターの経営計画書内容
  • ビッグモーター経営計画書を作成した(株)武蔵野との関係
  • (株)武蔵野代表の小山昇氏の現在の活動内容
目次

武蔵野の小山昇がコンサルしたビッグモーターの経営計画書がやばい

ビッグモーターでは、組織の方針などを記した経営計画書を毎年作成し、全社員に配布しているそうなのですが、なんとこの経営計画書がフリマサイトに出品されていたことがわかっています。

投稿されている写真の右上には「社外秘」とありますので、そもそも出品すること自体がルール的にどうなの?と疑問ではありますが、内容がとても気になりますよね。

内容は衝撃的で、

幸せだなあ!
俺(私)はツいてる!
やってやれないことはない。
やらずにできるわけはない。

などの言葉を毎日唱和するといったことが記されています。

毎日唱和する内容も、口に出すことで前向きになれるのであれば決して悪いこうではないと思いますが、無理矢理言わされているのは辛いですよね。

他にも、

会社と社長の思想は受け入れられないが仕事の能力はある。
今、すぐ辞めてください。

という衝撃的な記載もあります。

どんなに優秀だったとしても会社と社長に歯向かうなら辞めろというのは、このご時世とても受け入れられないですよね。

ここまででもかなり衝撃的な内容だと思いますが、

経営方針の執行責任を持つ幹部には
目標達成に必要な部下の殺生与奪権を与える

というとんでもない記載がありました。

「殺」という文字が入っているので、なんだか物騒な印象ですよね。

殺生与奪権という意味を調べてみると、以下の記載がありました。

殺生与奪権

相手を殺したり、あるいは生かしたり、どのようにしてもよい、思いのままに処することができるという権利のこと。生かすも殺すも思いのままにできる権利。

つまり、

幹部は会社のためなら部下に対して何をしても問われない

というひどい制度です。

実際の例として、

営業マンのLINEグループで書類不備があった場合、店長から「殺す」というLINEがあり、同様のLINEが41件確認された

納車する車に汚れ・不備があった場合、1回1,000円のペナルティが課される

といったことが起きていたそうです。

こんな会社絶対働きたくないですよね…。

そもそもこの「殺生与奪権」は誰が考えたのでしょうか?

調べていくと、

株式会社武蔵野の小山昇代表が提唱したことが発覚しています。

株式会社武蔵野代表の小山昇とビッグモーターの関係性は?

殺生与奪権というとんでもない権利を幹部に与えることを認めている、ビッグモーターの経営計画書が話題になっています。

この「殺生与奪権」は、株式会社武蔵野の小山代表が提唱したことがわかっています。

では、小山氏とビッグモーターにはどんな関係があるのでしょうか?

ビッグモーターと小山氏の関係を調べてみましたが、

特に両者に共通する事項は見つけられませんでした。

小山氏は「小山昇の経営者アカデミー」と称して、生殺与奪権についてもWeb上で考えを記載しています。

確実なことは分かりませんが、これらの記事を読んで共感したビッグモーター側が小山氏にコンタクトをとった、或いは小山氏側からコンサルの提案を行ったのかのいずれかの可能性が高いと考えます。

株式会社武蔵野代表の小山昇はどんな人?現在の活動についても

ビッグモーターの経営計画書にある「生殺与奪権」を提唱したことがわかっている小山昇氏ですが、どんな人物なのでしょうか?

調べていくと、

知床遊覧船事故を起こした運営会社をコンサルティングしていたのが小山昇氏であることが判明

しました。

小山昇氏は「会社を絶対に潰さない組織の教科書」や「朝30分の掃除から儲かる会社に変わる」などの著書でも有名な方です。

知床遊覧船事故でも、運営会社のずさんな管理が問題として挙げられていましたよね。

なので、かなり無理のある経営手法を提唱されているのかなという印象を持たれてしまっています。

しかし、小山氏が代表取締役社長を務める株式会社武蔵野は、中小企業の経営コンサルタント会社として現在も存続しています。

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まとめ

今回は、ビッグモーターの経営計画書の中身と、コンサルタント会社武蔵野の小山氏について紹介しました。

まとめると、

  • ビッグモーターの経営計画書では、毎日の唱和事項や、会社・社長の考えと合わない場合の辞職勧告などが記載
  • 更に、経営計画書の中では、幹部に部下の生殺与奪権が付与されており、組織のためなら部下に対して何をしても良いとされている
  • 生殺与奪権を提唱したのは、株式会社武蔵野の小山昇氏である
  • 小山氏は、知床遊覧船事故を起こした運営会社のコンサルも手がけていた
  • 小山氏が代表取締役社長を務める、株式会社武蔵野は現在も中小企業経営コンサル会社として存続している

ということがわかりました。

ビッグモーターの件はさまざまな情報が新しく発覚していて、とても信じられないですよね。

これからも注目していきたいと思います。

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