「コストコ再販店」という言葉をみなさんも聞いたことありますよね。
コストコに行かなくても近くの店舗でコストコ商品が購入できるお店が増えてきましたね。
会員制や年会費など色々とハードルが高いコストコの商品が気軽に手に入るのは嬉しいですよね。
店舗数も増えている「コストコ再販店」について調査しました。

「コストコ再販店」は違法?許可は必要?
販売価格は?儲かるビジネスモデルは?
この記事を読まれている方はこんな疑問を抱えているのではないでしょうか。
- 「コストコ再販店」の違法性や再販(転売)の許可について
- 「コストコ再販店」とコストコとの販売価格の差について
- 「コストコ再販店」が儲かるビジネスモデルとその仕組みの紹介
コストコ再販店は違法?許可の必要性についても
「コストコ再販店」に関しての違法性や再販(転売)には許可が必要か気になるので調査しました。
違法性について
ライブチケットなど「転売禁止」などよく耳にしますよね。
ではコストコ再販店についてはどうなのかというと、
安心して買い物をしてくださいね^^
理由を紹介します。
理由①:転売は禁止されていない
実は日本では、
フリマアプリなども転売と同じですよね。
ですので「転売」が悪いと言うわけではありません。
悪いのはあくまで「悪質転売」、モラルを欠いた転売行為を指します。
簡単に言えば販売元や販売メーカー・購入者にとって不利益になるような転売行為のことです。
日本でも特定の商品に関しては転売が禁止されています。
✔︎チケット
※2019年 からは法律で禁止される
✔︎医薬品
※専門知識のある人でなければ販売はできない
✔︎酒類
※免許がある人でなければ販売できない
以上に関しては調べたところ転売行為自体が法的に禁止されているので注意しましょう。
理由2:コストコが再販を推奨
知らない人も多いかもしれませんが、
コストコはもともと業者用のスーパーマーケット
ですのでコストコ自体が再販を推奨しているんですよ^^
オンラインショッピング利用規約にも再販について記載されていました。
読んでみると再販を前提とした内容だったので、再販に関しては許可されているようです。
これこそコストコ自体が推奨している証拠ですね。
詳しく知りたい人は<<コストコ会員規約>>をご覧ください。
再販(転売)の許可について
ではコストコ商品を再販(転売)するのに許可は必要なのでしょうか。
調査する中で会員にならなくても再販可能という情報もありました。
しかし基本コストコの商品は会員のみ購入可能であり、先述した規約内にも「会員」が再販する前提とした文章です。
それを踏まえて考えるとビジネス会員のみ再販可能と考えるのが妥当でしょう。
注意が必要なのは一部の商品は許可が必要という事です!!
・医薬品
・コンタクトレンズ
・酒類
以上の3商品に関しては許可なく再販(転売)すると違法になってしまいます。
コストコで販売されている全ての商品が大丈夫と言うわけではないので十分気をつけましょうね。
ビジネス会員について
一部の商品以外のコストコ商品を再販することに許可は必要ありません。
しかしコストコ商品を再販をする場合は、ビジネス会員になる必要があります。
ビジネス会員にはメリットも多くあるんですよ^^
会員になるのも必要書類を提出すればいいだけなので簡単です。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
お得①:一般会員より会費が安い
✔︎個人会員は4,840(2023年10月時点)
✔︎ビジネス会員は4,235(2023年10月時点)
少し安くなっていますよね^^
605円の差額ですがコストコで言えば、大人気商品の1つディナロールが1袋買えてお釣りが来るぐらい違いますよ。
お得②:ビジネス会員限定のクーポン
不定期でビジネス会員にはビジネス会員限定クーポンが届くようです!!
個人会員だと利用出来ないクーポンなども多くあるので、安く仕入れて利益につながるのでありがたいサービスですね^^
お得③:配送サービスが利用可能
こちらは直接コストコに行かなくても商品が届くのでとても便利なサービスですよ!!
さらに手順も簡単です。
注文書をダウンロード
↓
商品リストから商品を選んで注文書に記入
↓
注文書をメールかFAXで送る
以上です。とっても簡単ですよね^^
ただ3点ほど注意が必要で、
注意①:1回の注文が3万円(税込)以上の場合限定
注意②:即日出荷ではなく3営業日以内の出荷(納期に注意が必要)
注意③:指定配送エリアや配送料は倉庫店の各担当者に問い合わせが必要
お問い合わせは<<コストコカスタマーサービス>>にしてみてくださいね。
取り扱い商品
・飲食業用品
・再販用商材
・掃除用の備品や消耗品
・事務用品、家電、家具など
使い方の例を紹介
・事務用品を一度に安く沢山購入
・飲食店に必要な食材やデリカを沢山安く購入し時間とコストを削減
・会社で使用する電化製品や備品を安く揃える
食品だけでなく電化製品や文具、事務用品、日用品など色々な分野で必要な備品を、お得にコストコに行かずに購入可能なので利用の幅は広がりますよね。
お得4:追加カードが安く作れる
家族カードは無料で1枚発行出来て、さらに追加でカード発行が可能です。
無料ではないのでそんなにお得とは感じないかもですが、
福利厚生の一環にもなって経営者としては利点ではないでしょうか^^
お得5:担当者がつく
コストコはコストコをひいきにしてくれる経営者には優しいんです!!
ですのでビジネス会員になると、手伝いや応援をする専門の担当者がついてくれます。
初めての企業経営の人にとっては嬉しいサービスですよね。
どんなことを手助けしてくれるか簡単に紹介すると、
・会員の要望を聞きニーズに合った商品を提案してくれる
・コストコの専門部門の情報を提供してくれる
・イベントの案内や新商品の案内をしてくれる
以上のようなことをしてくれますよ。
詳細に関して調べると公式HPなどには記載がないようです。
ですので近くのコストコに行き、スタッフに聞いてみるのが1番ですね^^
先述したお得①〜④に関してもスタッフに聞くととても分かりやすく親切に教えてもらえますよ♪
・個人事業主か会社の代表者
・身分証明書
・屋号(営業許可書のコピーでも可)、代表者名、会社所在地が分かる名刺や領収書等の提示
ビジネス会員についての詳しい情報はコストコHPの<<ビジネス利用について>>をご覧ください。
コストコ再販店は値段が高い?価格比較
コストコ再販店はコストコと比べて販売価格は安い高いどっちなのか正直気になりますよね。
販売価格について
コストコとコストコ再販店の価格の違いを調査しました。
やはり高くなっているようですね。
コストコから仕入れる為の運送費や手数料などプラスでかかるのでしょうがないですね。
コストコ再販店を利用する人は、
お得だからではなく、コストコよりも身近で少量での購入が可能な気軽さ
以上を利点として理解した上で購入した方がいいですよ。
販売額からするとコストコよりは割高になることは理解しておきましょうね!!
以上の3点を考えると多少の割高は目をつぶってもいいのかなと思いますね。
特にコストコがある地域は多くはないので、コストコが自宅よりも遠くにある人やコストコ商品は欲しいが量があまりに大量すぎて気軽に買えない・・・。
そんな人にはコストコ再販店を利用するのは決して損!!と言うわけではないでしょう!!
さらにあまり行かないのに年間費が高い・・・。
そんな人もコストコ再販店はおすすめですよ^^
注意点:コストコ再販店の店舗によって商品の取り扱いがさまざま。欲しい商品が必ずあるとは限らない
コストコ再販店に並ぶ商品は店舗ごとで選び商品を絞って販売されています。
ですので当然販売されていない商品もあるのでそこは注意しましょうね。
事前に来店しようと考えているコストコ再販店へ問い合わせをしたり、公式HPなどで情報を確認することをおすすめします。
商品価格の比較
割高になってしまうコストコ再販店ですが、実際どのくらい違うのか調査しました。
値上げやお店などで金額の変動はあるので、あくまで参考程度と考えてくださいね。
商品名 | コストコ | コストコ再販店 |
ディナーロール | 36個入り498円 | 18 個入り390円 |
ロティサリーチキン | 798円 | 1,284円 |
クラシックシーザーサラダ | 1,380円 | 1,686円 |
オイコス | 1,098円 | 1,584円 |
マスカルポーネドルチェ | 1,780円 | 2,855円 |
プルコギビーフ | 通常サイズで3,200円前後 | 約半量で2,560円 |
ナン&カレー | 899円 | 1,350円 |
クラムチャウダー コーンポタージュパック | 1,958円 | 2,780円 |
カークランドシグネチャー フードラップ 30cm×231m 2本 | 2,498円 | 3,715円 |
RICO 赤ちゃん用 おしりふき 720枚 | 2,368円 | 3,355円 |
以上が価格の比較ができた商品となります。
調査したところによると、
正直金額だけ見ると高いですね・・・。
X(Twitter)でも、
こんな高くなるなら友達と分け合った方がいいよ
こういった意見は多数ありました。
しかし逆に、
・手軽で購入しやすい
・コストコは遠いから助かる
との声も多くあります!!
コストコ再販店で購入する際は、金額の高さは理解し自分のニーズに合っているのかをきちんと判断して行く事をおすすめします。
コストコ再販店は儲かる?ビジネスモデルと仕組みについて
どんどん店舗を増やしているコストコ再販店ですが、実際商売として儲かるのでしょうか。
以上の2点を合わせる事で儲かっているようです!!
ターゲット(客層)のニーズとビジネスモデル
まず理由①について詳しくみていきましょう。
こちらの理由に関してはビジネスモデルとも深く関わるので調査結果を一緒にご紹介します。
まず「stockmart(ストックマート)」のコンセプトは「コストコのコンビニ版」だそうです。
✔︎駅近という立地条件の良さ
✔︎手軽に手が出しやすい小分け販売
✔︎車を使用しなくても購入可能
コンビニとは上手く表現していますよね!!
一方「E-COST」は2022年6月に最初はアマゾンで販売をスタートし、手応えを感じて実店舗へ進出し急成長を遂げています。
店舗数もどんどんと増やしているのも、成功し事業が好調の証でしょう。
✔︎遠くにあるコストコにわざわざ行かずに済む
✔︎高い年会費もなくコストコ商品を手軽に購入出来る身近さ
✔︎1人暮らしや少人数の家族構成の客層への着目したこと
このようなコストコには無い消費者ニーズを上手くすくい取ることでコストコ再販店を成功させたようです。
両社に共通しているのは、
・1〜2名などの少人数の家族構成の人
・コストコでは量が多すぎて購入を躊躇する人
・コストコに行く移動コストと時間に不満や躊躇している人
・会員制(年会費の価格)にハードルの高さを感じている人
以上の客層をターゲットにし、その客層のニーズを理解し店舗展開をしています。
立地条件の良さやコストコには無い手軽に手が出せる量、「都心型コストコ再販店」というビジネスモデルには多くの人が関心を寄せているようですよ。
今後さらにコストコ再販店は増えていくことは間違いないでしょうね!!
利益を生み出す最大の方法
やはり経営する以上利益をあげなくてはいけません。
ではコストコ再販店はどのように利益を生み出しているのでしょうか。
調査した結果、これが1番利益につながると考えられます。
前述して通り少量での販売もターゲット層のニーズに応えているため、十分な需要があり顧客は増えている為コストコ再販店として急成長する会社も多く存在します。
その少量販売(バラ売り)が利益を生むのです!!
簡単に仕組みを説明します。
今回は「カークランドシグネチャー バスティッシュ」を参考に説明します。
※金額や販売状況の変動はあるので、あくまで参考程度にお考えください
通常30ロール1,498円で販売
↓
バラして販売すると6ロールで1,178円で販売可能
(Amazon参考)
↓
という事は・・・
1,498円で仕入れた人気商品「カークランドシグネチャー バスティッシュ」が・・・
↓
5,890円販売できる!!
以上のような仕組みで利益が実際に生まれています。
バラバラにしたトイレットペーパーを買う人はいるの?
そう思う人もいますよね。
しかしコストコは元々業者用のスーパーであり、さらに再販には寛大でウェルカム体制です!!
この例にあげた大人気の「カークランドシグネチャー バスティッシュ」も、外袋を開けたらさらに6ロールずつ分けられた袋が5個入っています^^
このようなコストコだからこそ出来る再販術が使えるのもコストコ再販店の強みの1つですね♪
勿論仕入れ価格+諸経費を考えての商品価格を設定し、そこからの売り上げもあるでしょう。
しかし調査すると1番多く利益が上がるのはこの方法ではないかと考えられます。
コストコのマイナス点と言うべき箇所を補なった上で、
✔︎立地条件の良さで移動コストの削減
✔︎手軽に手が出しやすい小分け販売
✔︎高い年会費もなく誰でもコストコ商品を購入出来る手軽さと身近さ
✔︎1人暮らしや少人数の家族構成の客層
コストコだからこそ出来る再販術で利益をあげる
✔︎バラ売りが出来るコストコならではの梱包方法
✔︎バラ売りを考えての梱包とも言える
以上の事が全て揃っているのがコストコ再販店のビジネスモデルと言える
コストコのハードルの高さに遠慮していた人達へスポットを当てニーズを叶え、さらにコストコならではの再販方法で利益を上げた「コストコ再販店」の着眼点は素晴らしいですよね!!
まとめ
今回はコストコ再販店について調査しました。
調査した結果は以下の通りになります。
✔︎コストコ再販店に違法性はない
✔︎再販にはコストコビジネス会員になる必要がある
・医薬品・コンタクトレンズ・酒類の3商品は許可なく販売すると違法となるので注意
✔︎ビジネス会員には特典があり
・一般会員より会費が安い
・ビジネス会員限定のクーポン
・配送サービスが利用可能
・追加カードが安く作れる
・担当者がついてくれる
✔︎コストコに比べてコストコ再販店は1.4倍〜2倍高くなっている
✔︎コストコのマイナス点と言うべき箇所を補なった上で、コストコだからこそ出来る再販術で利益をあげる事がコストコ再販店のビジネスモデルと言える
コストコ再販店は販売価格は高くなりますが、ニーズが合っている場合はとても嬉しい店舗販売形態ですよね。
自身のニーズに合っている人はぜひ近くのコストコ再販店行ってみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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