ビッグモーターは計画倒産する?なぜ潰れないのか過去の上場廃止理由についても

保険金の水増し請求が発覚した大手中古車販売会社の「ビッグモーター」ですが、かなりの大きな不祥事ですよね。

不祥事が発生した場合、多くの方は“この先ビッグモーターがどうなるのか?”ということが気になると思います。

特に、過去にビッグモーターを利用したことがある方や、これから中古車販売で利用しようとしていた方の場合、今後の会社の存続は気になりますよね。

この記事を読まれている方はこんな疑問を抱えているのではないでしょうか。

ビッグモーターが倒産する可能性はある?
過去に上場していたことがあるって本当?上場廃止理由は?

\この記事を読んでわかること/
  • ビッグモーター倒産の可能性
  • ビッグモーターが倒産しない理由
  • ビッグモーターの過去の上場廃止理由
目次

ビッグモーターは不祥事で計画倒産する可能性はある?

中古車販売大手である「ビッグモーター」で保険金の不正請求事案が発生して話題となっています。

“保険金の不正請求”といっても、ピンとこない方もいると思うので、簡単にどんな事案なのか説明します。

例えば、

事故車の修理を請け負った際に、

・故意にゴルフボールで車体に傷をつける

・ゴルフのドライバーで車体に傷をつける

といった行為を行い、損害保険会社に自動車保険の保険金額を水増し請求していました。

後から故意につけた傷部分の修理費用を水増しすることで、修理費を高く見せることができ、会社の売り上げ増に貢献させるという方法のようです。

この件に関しては、報道によると5年ほど前から恒常的に行われており、不正の疑いは調査対象の修理件数の約44%に上っていたことがわかっています。

まだ全貌は明らかになっていませんが、調査委員会によると、

手口が巧妙であることから、組織ぐるみであることも疑える

との見解を示しているようで、今後の経営陣の進退にも注目が集まっています。

このような不祥事が起きると、気になるのはビッグモーターがどうなるのかという点です。

一部では、計画倒産をさせるのではないかという噂もありますが、どうなのでしょうか?

結論から言うと、

ビッグモーターが計画倒産する可能性は極めて低い

と考えられます。

そもそも

計画倒産とは、会社を計画的に倒産させることを意味し、取引先や従業員にも多大なる迷惑をかけることになります。
そのため、犯罪に近いような倒産の仕方だとイメージしてください。

なぜビッグモーターが計画倒産を行わないかというと、

ビッグモーター社長の息子である兼重宏一氏が次期経営陣として据えられている

という環境が大きく関係していると考えられるからです。

計画倒産をした場合、現社長の兼重宏行氏は経営の座から引退して幕引きができるかもしれませんが、息子でありビッグモーターの取締役である宏一氏には悪影響が避けられません

そのため、計画倒産という犯罪に近い行為を選択する可能性は限りなくゼロに近いものと考えます。

ビッグモーターは今までなぜ潰れない?

では、ビッグモーターは計画倒産ではなく、倒産してしまう可能性はあるのでしょうか?

こちらについても、正確なところはわかりませんが、倒産の可能性は低いと考えています。

その理由としては、

ビッグモーターの不祥事はTVでは大きく報じられていないため

です。

なぜかというと、

ビッグモーターがTV局の大口のスポンサーだから

である理由があげられます。

「車を売るならビッグモーター♪」というフレーズは、多くの方が聞いたことがあるほど、頻繁にCMが放送されていますよね。

つまり、ビッグモーターはそれほど多くのCMスポンサー、言い換えればTV局の顧客であるということを意味します。

そのため、TV局では顧客であるビッグモーターの不祥事は報道しづらいという状況に置かれているのです。

ビッグモーターはなぜ過去に上場しなかったのか廃止理由について

ビッグモーターは中古車販売会社の中ではかなりの大手ですが、上場していないのです。

一部では、「過去に上場していて、上場廃止になった」という噂もありますが、

ビッグモーターは最初から株式市場に上場していないので、上場廃止もしていません

では、なぜ上場廃止の噂が流れたのかというと、

  • ビッグモーター子会社のハナテンと勘違いされている
  • ビッグモーターの不正で「上場廃止された」と思い込む人がいる

この2点が理由と考えられます。

特に1点目の「ハナテン」については、ビッグモーターが2015年10月30日にTOB(株式公開買い付け)で完全子会社化を実施しました。

それに伴い、ハナテンは2016年1月21日付で上場廃止しています。

これも、不祥事等による上場廃止ではなく、あくまでもビッグモーターによる完全子会社化の影響によるものです。

つまり、

ビッグモーターの上場廃止の噂は、ハナテンとの勘違いである可能性が高い

と考えるのが普通だと思われます。

まとめ

今回は、保険金の不正請求で話題となっているビッグモーターについて解説しました。

まとめると、

  • 計画倒産した場合、現社長の息子でありビッグモーター取締役の兼重宏一氏への影響が及ぶことから、ビッグモーターが計画倒産する可能性は限りなく低い
  • ビッグモーターがTV局の大口スポンサーであることから、不祥事のTV報道は限定的であり、倒産の可能性も高くはない
  • ビッグモーターの上場廃止の噂があるが、上場廃止は子会社のハナテンであり、ビッグモーターはそもそも上場していない

ということがわかりました。

大手会社の不正事件には驚きです。こういった不正がなくなるといいですよね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました^^

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